卓球アドベントカレンダー
日本最大級の卓球情報サイト、T-PLUSが主催する「卓球アドベントカレンダー」に無回転卓球の投稿が掲載されました。
皆さん初めまして!
Nonspin「世界無回転卓球協会」の代表、黒田旬です。
今回は、いま普及に努めている無回転卓球のことをご紹介したいと思います。
私は中学校で3年間卓球部に所属していました。
入部した当初は練習メニューもないような状態で大会も負けてばかりでしたが、その悔しさが逆に私を卓球に熱中させました。
クラブにも週3日通うようになり、YouTubeでも試合を見て毎日研究にいそしみました。
自分たちの代になると練習メニュー作るなど工夫を重ね、地区大会ではほとんど優勝するようになり、県大会にも出場できるようになりました。
しかし、、、
皆さんご存知の通り卓球は小さなころからの英才教育がきわめて有効なスポーツです。
私のような中学スタートの人間はかなり努力しても県大会止まり。そこから先に勝ち進むのはとても厳しいと思います。
実際私も3回出場した県大会ではすべて予選敗退でした。
最後の夏の県大会も、二回戦で小学校から卓球をやってる選手と対戦して敗退しました。
中学校3年間の集大成である最後の公式戦。気づいたときにはもう終わっていたのを覚えています。
県大会が終わり3年生は引退となったわけですが、卓球が好きだった私は自分でクラブを作って後輩の指導をしながら卓球を続けました。
中学では部長という立場もあり「いかに勝つか」を追及しましたが、引退してからは「いかに楽しく卓球をするか」を考えるようになりました。
視点が全く変わったことで今まで当たり前と思っていたことに気付かされました。
それは「卓球はラリースポーツであるにもかかわらず、ラリーが全然続かない」ということです。
しかも私が中学校の時味わったように実力差が大きいと試合が全く楽しくありません。
初心者と経験者ではサーブだけで勝ててしまいますし、経験者同士が戦う場合でもレベルの差があるとあっという間に倒されてしまいます。
世界卓球のようなハイレベルな試合でも「11-2」のような大差をつけられて負ける試合をよく目にします。
ラリーが続いて、レベルにかかわらず楽しめる卓球が作れないだろうか。
そんな思いから考案したのが無回転卓球です。
無回転卓球ではデメリットすべての原因となっている「回転とスピード」を極力取り払いました。
どんなイメージかというと、まずサーブが全く切れないためラリーが何十球と続きます。
またドライブがかけれないので低いボールは打たれる心配がありませんし、弾みを抑えたラケットを使用するためスマッシュされてもボールはそれほど早くないです。
事実、先日伊豆下田で開催した「第一回 無回転卓球JAPAN OPEN」 では未経験者が経験者と何球もラリーを交わし、卓球では三球目でバンバン攻撃する選手が長いラリーを楽しんでいました。
特に未経験者は無回転卓球の打法がフォアとバックしかないためすぐに上達し、経験者の方をうならせていました。
勝ち負けはもちろんあるわけですが、レベルの違いにかかわらず試合を楽しんでいました。
さて無回転卓球の説明は実際にやってみるのが一番なのでこのくらいにしましょう。
私は4月に中学を卒業後、放送大学という大学に飛び入学しました。
通常4年のところを7年かけて卒業できるのでその時間を活用し、今は無回転卓球の普及に努めています。
といってもまだ16歳なので普及の方法も手探り状態です。
メディアや卓球会社、クラブなどにかたっぱしから接触を試みた入りしました。
無視されることもありましたが、根気よくやっていくうちにメディアからの取材も受けるようになり、今回はT-PLUSの大会サポートサービスでご支援いただけることになりました。
昨日ちょうどT4 TOKYOで「無回転卓球 グランドファイナル」を開催したところです。
これからもどんどん大会を開いていきます。
来年の春には全日本選手権を、その次は世界選手権を開催する予定です。
普通の卓球では全日本や世界卓球なんて夢のまた夢ですが、無回転卓球なら世界チャンピオンも夢ではありません。
競技人口が増えて難しくなる前の今がチャンスです。
優勝すれば先日のJAPAN OPENのように豪華景品がゲットできます。
初代王者を目指す皆さん、挑戦をお待ちしております。
大会ではもちろん無回転卓球そのものを楽しんでほしいですが、それだけではありません。
Nonspinの目標は無回転卓球を通して友達ができたり、交流が生まれることにあります。
先日のJAPAN OPENでも「初めて会ういろんな方と無回転卓球を通じて話すことができ、それが試合以上に楽しかった」という感想を聞くことができました。
「セレンディピティ」とは思わぬ出会いを意味しています。
無回転卓球を通して皆さんが交流し、セレンディピティを感じていただけたらうれしいです。
最後になりますが、卓球と比較して無回転卓球を説明するうえで
どうしても批判のように聞こえてしまうことがあるかもしれんせん。
しかし全くそんなことはないのです。
逆に私は、経験にかかわらず楽しめる無回転卓球を広めることで卓球のすそ野を広くしたいと思っています。
いくらテレビで卓球が取り上げられても、それがとっつきにくいものでは意味がありません。
ラリーが続き盛り上がる無回転卓球が広まれば、いまままでの「卓球=地味・暗い」というイメージも変わってくるはずです。
「一般の人でもすぐに上達できてラリーが続く」そんな無回転卓球で、今まで卓球とは縁のなかった一般の人も巻き込み、卓球界を盛り上げていきたいと思います。
無回転卓球のさらに詳しくお知りになりたい方はブログやFAQ、Twitterものぞいてみてください。
ショップでは無回転卓球ラケットの販売もしています。
マイラケットで練習を積んで世界チャンピオンを目指しましょう!
それではメリークリスマス!
<T-PLUSの大会サポートサービスとは>
個人で大会を開催するのは簡単なことではありません。
参加費の管理や集客、当日の運営などなどとても素人には手に負えません。
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この記事を読んで無回転卓球に興味を持たれた方は、
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参加するのではなく「作る」楽しさ、そしてセレンディピティを実感できます!